釜山大学に行ってみた!

歴史と場所を知る

釜山大学

昨年4月より、オンラインにて交流会を行っていた、韓国釜山大学の韓日大学文化交流会のメンバーの皆さんに会うため、釜山大学を訪問しました!

韓日文化交流会さんは、日本語を学習したことがあるメンバーを中心に、日本のいくつかの大学と基本的にはオンラインで交流会をやっている団体です。昨年発足し、メンバーは20人ほど。

当団体茶話日和とは昨年の4月より、ご連絡をいただいて2ヶ月に1回程度のペースで交流をオンラインで続けてきていました。交流会では、毎回「大学生活」や「時間割」「最近流行っているもの」などのトピックを決め、参加者が多い時には少人数のグループに分かれて会話を楽しんできました。韓日大学文化交流会の皆さんは日本語がとても流暢ですが、茶話日和のメンバーで韓国語が十分にできるものは多くなかったので、交流会では、日本語、韓国語、英語を混ぜて使用していました。

また、メンバーの中のお二方には、昨年6月ごろにインタビューにも協力していただき、日本語を学習しようと思ったきっかけや、学生生活などについて記事を書かせていただきました。

釜山大学とのオンライン交流会の様子
昨年のオンライン交流会の様子

何度かオンラインで交流会を重ね、今回、実際に釜山を訪問することになり、やっと釜山大学のみなさんと対面で会うことができました!

今回は、茶話日和から10人と、釜山大学から14名の方にお越しいただいて、釜山大学のキャンパスツアーをしていただきました!

3人または4人の小グループに分かれて案内をしていただいたのでその様子をお伝えします。

 

 

釜山大学は、今回訪問したメインのキャンパスの他にも医学系、バイオ系などに特化した他のキャンパスもいくつかあるようです。

今回訪れたメインのキャンパスは、釜山駅からは電車に乗って25分ほどに位置する地下鉄1号線の釜山大学駅から徒歩10分ほどで、駅から大学までの道は学生街となっていて、若者でかなり賑わっていました。

釜山大学を訪問した日は祝日で、その翌日から授業という春休み期間だったのですが、キャンパスのすぐ横にあるデパートでイベントが開催されていたこともあり、キャンパスには子供連れの家族やバスケットボールをする若者、ちょうど帰省から宿舎に帰ってきたところの学生など多くの人がいました。

釜山大学とマスコット
写真右には釜山大学のマスコット。鷲が学校のシンボルです。

釜山大学は釜山と名にある通り、山に位置していて、キャンパス内は正門から奥に進むにつれて坂を登るようになっており、特に宿舎はキャンパスの中の一番高い場所にあり、キャンパスの中にある宿舎といえど、通学には坂や階段が多くなかなか大変そうでした。

学生の方は、半分ほどが宿舎に住み、半分ほどは実家から通っているようです。釜山大学駅からは、正門までは徒歩10分ほどですが、キャンパスはかなり広く、また坂が多いため、駅前から、またはキャンパス内の移動でもシャトルバスを利用する人が多いのだとか。また、キャンパス内を車が多く走っている様子は日本の大学ではみることのない光景でした。

今回のキャンパスツアーでは、まず中央事務室のそばにあるバス停からシャトルバスに乗り、一番高くに位置する宿舎近くで降り、宿舎の周りを見学しました。宿舎は男女に分かれ、やや古いものや新しいもの、より山の上に位置するものなど様々なものがあるようです。宿舎の一階にはコンビニもありました。道中、明日からの授業に向けて帰省や旅行から帰ってきた、大きな荷物を持った学生の姿も見えましたが、大きなキャリーケースを引きながら宿舎までの坂を登る様子はかなり大変そうでした。また、キャンパス内には共用で使うことができる自転車やキックスケーターがありました。ライセンスが必要なようです。

釜山大学の本部棟
写真左手の建物が中央事務室

次に、案内してくださった方の学部棟まで行き、普段使用している教室や研究室、ラウンジを見せていただきました。学部棟には学生が使用することができるフリースペースやラウンジ等が多くありいいなと思ったのですが、それはその分学生に与えられる課題が多いからなのだとか。グループで話し合う必要がある課題も多く、学校で徹夜する日もよくあるそうです。韓国では大学に入学することも過酷な試験を通過しなければいけませんが、入学後の大学生活も、学業に割く時間や労力が日本と比較すると多いのではないかと感じました。

また、学部棟の屋上からは、釜山大学の敷地を一望することができました。正門から向かっって左側には理系の建物が多く、右手側には文系の建物が多いのだとか。また、理系の建物の方が比較的新しい傾向にあるそうです。

釜山大学からみた街の眺め
経済学部棟屋上からの眺め キャンパスが広く、どこまでが大学なのか分からないほどです
釜山大学のキャンパス
山側に見えているのは学生の宿舎 宿舎までの移動は坂が多く、かなり大変です

その他、カフェや食堂、図書館も中に立ち入ることはできませんでしたが建物を案内していただき、文学部の建物の、有名な窓のデザインも紹介していただきました。

釜山大学の文学部棟
文学部

最後には、釜山大学のシンボルとなっている鷲の像を見て正門に戻り、他の班と合流しました。釜山大学のパンフレットなどにも使用され、象徴的なこの鷲の像がある場所は、もともと正面入り口だったそうですが、今は入り口が変わったようでした。

釜山大学の鷲

その後、韓日大学文化交流会の会長さんが予約してくださったお店に向かい、釜山名物のデジクッパ(豚肉のご飯入りスープ)をいただきました。他のメンバーも、中には初対面の人もいましたが、それぞれ釜山大学の方と仲良くなった様子で、良い交流の場となりました!

デジクッパ

これからも交流会を継続していければ幸いです!

(執筆者:蟹江優依)

大場莞爾